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夢は『プロ棋士声優』!?、囲碁も声優のお仕事も頑張ります!

鳥取県出身の声優、上田恵利加です。読書、音楽鑑賞、囲碁、コスプレ、ポケモンをはじめとするゲーム全般が好きです。最近では料理も好きになり、この前はローストビーフにも挑戦しました。あと特技としては、物まねで、友近さんがやるビハリーヒルズ青春白書のキャサリンのまねとかを持ちネタとしてやっています。声優としてのお仕事は、ラジオドラマに2本出演させていただきました。音楽も少し経験していて、ソロ活動の他、先日解散してしまいましたが、Novem’sという声優ユニットに所属して、ステージにも立たせていただきました。

声優になろうとしたきっかけなどをお話しください。

小学生のとき、『モーニング娘。』が流行っていて、当時は『モーニング娘。』に入りたかったんです。そのとき、同時にアニメも大好きだったんですが、あるとき声優のお仕事という存在を知って、声優さんになれば、好きなアニメに関われるだけでなく、声優アーティストとして歌も歌えるし、アイドルみたいなこともできると思いました。また同時期に、『クリエイター』という言葉に、めちゃくちゃ惹かれて、アニメーションに関わる人たちは皆『クリエイター』だし、『アニメーター』は、イラストに命を吹き込む『クリエイター』、声優さんは、キャラクターに命を吹き込む『クリエイター』…、なんてかっこいいんだろうと憧れてしまい、そんな理由から、私は声優になるしかないという思いが強くなったんです。ただ、私は鳥取県に住んでいましたし、親にも許しを得ていたわけではないので、オーディションとか全然出られなくて、当時は録画したアニメのセリフを書き出して、アフレコの練習みたいなことを繰り返し、やっていただけでした。学校卒業後、2年半、声優の養成所に通い、アフレコ、朗読、ナレーション、滑舌、歌、ダンスなど、いろんなことを勉強し、やっと声優としてのスタートラインに立つことができました。

これまでの声優としてのお仕事について、教えてください。

はい、FM浦安さんで放送されている『亜月ちえみのラジドランド!』内で放送されていたラジオドラマに2本出演しました。ひとつは、今年の1月~2月に放送された『アイドルホーリー』で、インタビュアー役など、三役やらせていただき、本編の一部と、ダウンロード限定配信の1話、2話に出演しています。こちらは、『ニコ生』で放送された公開オーディションにも出させていただきました。オーディションといっても既に出演は決定していて、この中から、ヒロインを決めるというものでした。結果、私はヒロインにはなれなかったのですが、いろんな役で出させていただくことができたので、よい経験になったと思っています。もうひとつは、『没落騎士の災難クエスト』というファンタジーものです。本編は、親が借金まみれになって没落してしまった騎士の息子が主人公で、魔王を倒しに行くお話なんですが、その本編の過去のお話であるダウンロード版の4話に出演しています。私は、本編よりずっと昔の過去の女性魔王の役でした。とても面白い役どころなので、ぜひ聞いてほしいなって思います。どちらもiTunesとかMusic.jp、Amazonでダウンロード販売しています。あと、12月2日(金)~4日(日)の3日間、クリスマスを題材にしたコメディの朗読劇に出演が決まっています。P.U.A第二回公演リーディングライブ『Refrain』のAキャストです。こちらもよろしくお願いします。

音楽関係の活動もしていたそうですが、それについて教えてください。

2年ほど前のことになりますが、最初は『メロディレコード』というニコニコ系の人たちで集まったライブに出演させていただきました。初めてのステージはもの凄く緊張して何も覚えていないです。全部で4回ほど、一人でステージに立ったと思います。後に結成したユニット『Novem’s』の『Chuna.』ちゃんとはここで知り合い、その後、アイドルのカバーユニットを作りたいという誘いを受けて、水色担当の『鈴(りん)』として『Novem’s』に加入することになったんです。約8か月の練習の末、昨年4月に初めてのライブを行いましたが、歌は以前から少しやっていたのでなんとかなりましたが、ダンスは全くの素人だったので、本当に苦労しました。月1~2回の合同練習だけではなかなかついていくことができず、自主練習も精一杯やって、いろんな人に助けていただきながら、なんとか本番に間に合わせたという感じです。もともと『Novem’s』は、2回だけライブをやろうと決めていたので、昨年4月のライブ後しばらく活動を休止しましたが、昨年秋より練習を再開し、今年9月の解散ワンマンライブへと繋げていきました。先日のライブは、クオリティを高めるため、新しい要素をふんだんに取り入れていたので、準備は1回目よりもぎりぎりになり大変でした。それでもなんとか無事に終え、今はほっとしてます。2回目のライブの練習の際には1回30分程度のツイキャスもやってました。夏の思い出など、毎回いろいろテーマを決めて、みんなでわいわい喋っていただけなんですが、とにかく一生懸命でした。

それでは少し趣味についても聞かせてください。でコスプレが好きなんだそうですね。

はい、アニメが好きだったことから、中学生の時に始めました。当時は周りにも同じような趣味の子が何人かいたので、みんなでやろうかってことで始めたんだと思います。私は大好きな『アイドルマスター』のキャラクターに扮することが多いですね。イベントとしては、年2回のコミケに参加するくらいですが、仲のいい人だけで集まってスタジオ撮影とか、ロケなどもやっています。コスプレ自体は好きなので、コミケには今後も参加するつもりです。

テレビゲームにも相当熱中しているそうですね。

はい、最初はファミコンのスーパーマリオブラザーズから始めました。叔母がゲーマーだったので、小さい頃から自然とコントローラーを手にして遊んでいた思い出があります。特にポケモンは大好きで、赤と緑の時代からやってます。もちろん最新作もやったし、これから出る作品も楽しみにしています。ポケモンは、自分の魂に染み込んでいる感じがするんですよ。また、『ドラゴンクエスト』はストーリーが好きで、Ⅶ~Ⅷあたりは、かなりやりこみました。アクション系のゲームもプレイステーションの『ラチェット クランク』は相当頑張ってやりこみましたね。シミュレーションゲームも『アイドルマスター』のような育成系や、乙女系とか言われる恋愛シミュレーションを中心によくやりました。それと、そんなに強くないですが、アーケードの格闘ゲームも好きなんですよ。こうやって話しているとゲームばっかりやっているように見えるかもしれませんが、最近はポケモンやるだけで精一杯っていう感じです。

囲碁を打つそうですが、女性としては割と珍しい趣味なんじゃないですか。

最近は全然やってないんですが、小学校の頃に、祖父に影響されて始めました。当時は公民館で子供囲碁教室というのをやっていて、それに毎週参加して打ってました。この頃は同年代の中では割と強い方だったと思います。中学に入ると、部活とかも始まり、囲碁をする時間が無くなってしまい、やらなくなっちゃったんです。それでも祖父の勧めで囲碁大会にも出たんですが、めちゃくちゃ腕が鈍っていて、小学生にコテンパンにやられたという苦い経験があります。囲碁はルールが凄く単純な陣取り合戦なので、とてもわかりやすいところが好きなんです。今は、大分遠ざかってますが、もう一度しっかり勉強して、強くなりたいなと思っているんです。実はプロになれるならなりたいなと思っていたこともあるんですよ。『プロ棋士声優』ってかっこよくないですか?プロ麻雀士の声優さんとかプロレスラーの声優さんとかいるんですが、プロ棋士の声優さんっていないと思うんですよ。なれるものなら、異色の声優として有名になるチャンスかもと思っているんです。

最後に今後の活動について教えてください。

もちろん声優としての活動が中心ですが、幅広くなんでもこなせるアーティストになりたいと思っています。アイドル的な活動もまたやってみたいし、バンドの音楽が好きなので、バンドだってやってみたい。もう一度囲碁を勉強して『プロ棋士声優』だって目指してみたい。これら、自分の好きなことが全部将来のことに繋がればいいなと思っているんです。とはいえ、まずは声優として一人前になることだと思うので、自分が抱えている課題をひとつひとつクリアーしていきたいです。そして、晩年を迎えたときに、自分の追悼番組をやってもらえるような存在になりたいです。
上田恵利加Twitter